ブルガリア
2015年11月08日
2015年 夏 ブルガリアへの旅16
ソフィアからコプリフィティツィアに行こうと
思ったけれど、日曜日ということもあってか
便が少ない。
鉄道でもいけそうだったけれどあきらめた。
明日は帰国する日なので無理。
ということでソフィア近くのボヤナ教会へ行くことに。
ソフィア中心部から南西へ8km、ヴィトシャ山
の麓に建つ、フレスコ画で有名な教会。

ボヤナ教会へは、5番のトラムに乗り、アウトガーラ
オフチャペクへ。そこから107番のバスに乗って
小高い丘へいったところにある。

11世紀に創建された後、13世紀と19世紀の
2度増築を行った。全部で3つの部分からできている。

敷地内に大きな杉の木。

ボヤナ教会。入場料10Lv.
この教会は1回に8名ずつしか
入れない。中はクーラーが
きいていた。
外観はシンプルだけど、ブルガリア
正教の教会は中のフレスコ画が
豪華。
3つの部分のうち、みどころは
13世紀に作られた真ん中の聖堂。
当時のソフィア周辺の領主カロヤンに
よって増築された。
内部の1259年製作のフレスコ画は
写実的で表現豊かに描かれている。
中世ブルガリア美術の最高傑作。

内部は撮影禁止なので外観を。
レンガ造りの部分が最初に建てられた聖堂。

1917年に逝去したエレノア女王のお墓もあった。
帰りに中のフレスコ画の絵葉書を買って帰った。

丘を降りてきたところにあったスーパーのテイクアウト
コーナーで遅い昼食。

きゅうりとフェンネルのサラダ、ニンジンサラダ
牛肉の煮込みと魚で7Lvぐらいだった。安い!
歩いて山を下りてきて少し疲れた。
ソフィアの街中の様子。

ピザ屋さん、たくさんある。そしてピザは安くて大きい。

町のいたるところに楽しい落書き。


トラムに乗る人降りる人。

水くみ場。汲んで飲んでいる人もいた。

ナッツスタンド。
セントラルハリという ソフィアの市場にいってみた。

ブルガリアの特産品(ワイン、バラ
製品、肉、パン、野菜、お菓子などなど)
が売られている。

樽に氷が入っていてそこに容器に入った手作り
ジュースが並んでいる。

美味しいジュース屋さん。ライムとミントのジュースを
買って飲んだ。

2階からみたところ。中央の噴水が、イスラムっぽくて
かっこいい。外観はビザンツ様式。

1910年に建てられた建物。1989年の政変以来
営業が途絶えていたけれど、2000年よりショッピング
センターとして再開した。

美味しそうなパン屋さん。
こういう普通のパンがいいよね。
2階のスーパーで発見。


かたつむのエキスを使ったクリームや石鹸。
ひやーと思ったけど、日本に帰ってドラッグ
ストアにいったらかたつむりのパックとか
売っていた。
8月17日 午後 日本へ帰国。
ブルガリア旅行のまとめ。
・地方の小さい町へ行くときは、帰りの手段も確保できるか注意。
・人が親切。バスに乗ったり、タクシーに乗ったりしても色々
話しかけてくる。なにかアピールできるものがあるとよかったかも。
(日本のはがきとか)。
・琴欧州の出身地、ベリコタルノボでは車やバイクをふかして
いる人がいた。他ではみなかった。
・バスの時間は正確で前もって並んで乗らないと時間の5分前
に出発してしまうこともある。
・道に物乞いをする人をあまりみなかった。
・僧院の周りは山奥で自然が美しいところが多い。時間があれば
散策してみたかった。
ブルガリア旅行は人もよかった。人が素朴で親切な人が多かったように思う。
2015年11月07日
2015年 夏 ブルガリアへの旅15
ブラゴエフグラッドの旧市街
(ヴァロシャ地区)を散策。

ジャノメ ミシンの看板。

土曜日のミサのためか、花を売る人が道沿いに
いた。

お花を選んでいる。


受胎告知教会。

教会の回廊。

かわいい車を発見。
11:10 ブラゴエ フグラッドからソフィアへのバスに乗る。
13:00 ソフィアの中央駅に到着。
ホテルに荷物を置いた後、昼食へ。
ガイドブックにのっていたTrop Foodsというお店。

地方からくるとやはりソフィアは都会だと感じた。
おしゃれなお店。

白と黒の内装に大きな黒板がある。


ほうれん草のキッシュ、トマトときゅうりのサラダ、ピラフ
を頼んで8Lvくらいだった。一品一品の量が多く
ピラフは通常の半分の量にしてもらった。
15:30 バスにのって町の中心から8kmほどの場所に
ある国立歴史博物館へ。

紀元前から20世紀にかけてのブルガリアの歴史を全土から
出土した数多くの展示品でたどる国内最大級の
博物館。


石碑。815年 Omutag Khan 時代の
条約が書かれている。
シューメンで出土したもの。

イコン。15世紀のもの。

トラキア時代の金銀の細工。
こんなコップ、実際につかったのかな。

羊さんの頭。

人間の頭をかたどった花瓶?

これ、イヤリング?
18:00の閉館時間が来てしまい、見切れないまま
博物館を後に。
ソフィアにて。考古学博物館へ。


面白い形の土器。

面白い顔の焼き物。老人ぽい。

昔のランプ。

鉄の置物らしい。この手とか何かアクセサリー置き
みたいに使ったのかな・・・?

館内の様子と展示品。
この博物館は迎賓館として
使われていたそう。

ローマ時代のマケドニア領の
お墓のレリーフ(2-3世紀)。

ローマ皇帝 マルクス アウレリウス(161-180年)の顔。

ディオクレティアヌスの顔。

ドーナツのように見えるけれど、手工芸で使う道具だと
思う。

モザイク。きれいに残っているなぁ。

マダラの騎士のレプリカ。本物はシューメンから
東に18Kmの山中にある。
8世紀ごろに作られた。
猟犬を従え、ライオンに槍を突き刺している騎士の姿
は軍事的な勝利を象徴していると考えられている。
アジア系遊牧民ブルガール人が681年に建国した
第一次ブルガリア帝国は、現在のブルガリアのルーツ。
シューメンの周辺には、帝都の首都であったプリスカと
プスラフ、世界遺産のマダラの騎士など
当時の繁栄を今に伝える遺跡となっている。

古代トラキアの繁栄を忍ばせる金銀の工芸品。

埋葬に使われたマスクと手袋(!)
2015年11月01日
2015年 夏 ブルガリアへの旅14
ワイナリーを見学した後、街中のレストランへ。

チキンスープとパン、ワイン 5.8Lv

レストランの前に大きな木があって涼しい。

他のワイナリー シェスタカを探すが
近くまで来ているはずなのに見つからず。
ふらふら歩いていると、コルドブロフの家についた。
コルドブロフの家は19世紀の裕福な商人の家。
現在は博物館。地下にはワイン倉庫がある。

入口。

2階に受付がある。受付にポストカードなど
売っていてそれを見ていたら、
受付のおばあさんが持って行ってと
1枚プレゼントしてくれた。
見学は3Lv

リビングルームにはヴェネツィアから運ばれてきた
というステンドグラスがはめ込まれている。
絨毯も素敵。

壁にあったミフラーブのような暖炉?

壁の装飾も素敵。

ダイニングルームかな?

階下のワイナリーへ。
建物が石造りでひんやりしている。
カウンターでメルローかメルニック産のワインの
どちらがいいか聞かれてメルニック産のワインを
頼む。
グラスをもったまま、洞窟ワイナリー見学。
私以外この時はいなかった。

ワインをもって洞窟探検。

樽がおいてある!

洞窟の入り口には人の背の高さより大きい樽もあった。
メルニックを見た後、サンダンスキ経由でプラゴエフグラッドヘ
向かう。しかしサンダンスキでバスを逃してしまい、
列車で戻ることに。しかし、この列車が2時間遅れで
夜9時まで駅で待っていた。
22:15 ようやく帰ることができた。
列車が全然本数がなくてびっくり。
こんなのんびりしていてみんなどうやって
生活しているんだろう。
ホテルでテレビを観る。ギリシャやフランスのカレー
ヘノシリア移民の流入、中国天津で化学工場の
爆発。日本の終戦記念日。
北朝鮮の戦勝記念日などのニュースをやっていた。
ギリシャ3回目のBail Outも。
2015年10月31日
2015年 夏 ブルガリアへの旅13
8月14日(金)
ロージェンの修道院をみた後、メルニックへ行くバスが
なくて、ロージェンの小さな町をうろうろ。
お土産やさんの元気なおばさんが
車で10Lvで送っていってあげる
ということで乗せてもらうことに。
13:50 メルニック到着。
町の様子。小さな町。
乾燥していて川に水が流れていない。
町の歴史は古く、トラキア時代に始まる。
そのローマ、スラブの支配下で発展し、
第二ブルガリア帝国の時代には帝国の
南西部を治めていたアレクスィ・スラブの
もとでこの地方の中心になった。
長い間のオスマン朝支配を経て、ブルガリア領
になったのは、バルカン戦争(1912-13年)の
あと。往時には人口2万人、教会の数も
75あったといわれるが、今は数えるほどしかない。
ワイン博物館を発見。
ワイン博物館。入場料2Lv。試飲料1Lv。
良心的な価格でびっくり。
昔使われていた食器やワイン製
造のための道具が展示されていた。

洞窟風のワインセラー。
樽を使ったテーブルが素敵。
この樽の4種のワイン(白1、赤3)を試飲できる。
①白
②メルニックの品種
③メルロー
④セミドライの赤
②のメルニックの赤が気にいって1本購入(15Lv)
その場で瓶に詰めてコルクでしめる作業を
一緒にやらせてもらった。
美味しかった・・・
他にも色々なワインを売っていた。
ブルガリア、ワインが美味しくてお値打ちな感じがした。
2015年 夏 ブルガリアへの旅12
8月14日(金)
ブラゴエフグラッドからサンダンスキ経由でメルニックへ
メルニックはワインの産地。ギリシャとの国境にほど近い。
8:15 サンダンスキ行きのバスに乗る。
9:30 サンダンスキ着。
サンダンスキで時間があったので散策。
ピリン山脈の南にある温泉の町。冬でも
ブルガリアの他の場所より温暖。
ブルガリア帝国時代はブルガリア人が
あまり入浴を好まなかったので
一時衰退したが、その後イスラム教徒
が多いオスマン朝の支配下で再び繁栄。
公衆浴場などあったが現在は閉鎖中。
日本の温泉と比べるとホテルにスパが
ある場所と考えた方がいい。
遺跡があった。考古学博物館もあったけれど
現在は閉鎖中だった。
公共の水くみ場。
温泉のくめる泉(96度)。
ホテル サンダンスキ。スパホテル。
町のメインストリート。
11:40 サンダンスキからミニバスに乗って
メルニックへ。
このミニバスまさに地元の足という
感じで素晴らしい。
途中の村で止まって、かわいい
おじいさんやおばあさんが下りて
いった。
12:15 メルニック着。しかし引き続きバスに
乗ってロージェンという修道院のある
村へいくことにした。
メルニックからロージェンへ向かう道
が奇岩がみえる絶景だった。


ロージェンの町から修道院目指して歩く。
ロージェンの修道院到着。
フレスコ画がすごい。
12世紀に建立されたが幾度となく火事で焼け落ち
現在の形に修復されたのは1732年。
オスマン朝の治世に修復が完成した修道院の中で
現在も残っているのは国内でもここだけ。
ロージェンとは「聖誕」の意味を持つ。
中庭。ブドウの木が這っている。
内部は撮影禁止なので建物周辺の
フレスコ画を撮った。
中は漆黒の背景にさらに豪華な
絵が。キリストと12人の使徒や
150の聖書の場面が描かれている。
食堂。イスラム建築のような感じがする。
天井も。