読書録 「スウェーデン・パラドックス」を読む10読書録 「たくさんのふしぎ まぼろしの大陸 スンダランド」

2012年07月08日

読書録 「スウェーデン・パラドックス」を読む11

印象に残ったところを抜粋。

「子どものいる家庭に一定の経済水準を保障する児童手当


民主党政権が導入した子ども手当が日本では大きな議論に
なったが、この制度はスウェーデンなどで導入されている
児童手当にならったものだといわれている。

スウェーデンでは、子どもを持つ家庭の経済的負担を軽減
するために所得制限なく、国内に居住する16歳未満の子ども
を持つ親は子ども1人当たり月額1050クローナ(1万2600円)
の児童手当を受けることができる。義務教育を留年で修了できない
ケースでは、最長18歳まで児童手当が延長される。

この制度の目的は、家庭の経済状況が子育てに与える影響を
小さくし、どの子にも一定の経済水準を保障すること。

この児童手当はスウェーデンにおいてあくまで補完的な役割を
果たしているにすぎない。女性の社会進出や子育て支援、
そして少子化政策のためには育児休業手当や自治体による
保育サービスの整備、子ども関連費用の原則無料といった
他の制度がむしろ中心的な役割をしている。


先進国トップクラスの家族関係支出

スウェーデンの家族関係支出は、対GDP比率で見て
3.2%と主要先進国の中でもトップクラスの水準。
日本(対GDP比0.81%)と比べると4倍。
児童手当などの家族手当や出産・育児休業手当といった
現金給付は合計で1.51%と大きいが、保育サービス、
就学前教育、その他の現物給付はトータルで1.69%と
現金給付を上回る規模の手厚い社会サービスが実施
されている。

日本では、保育施設の増設など現物給付サービスを拡大
すべきとの意見がある中で、子ども手当の創設など
現金給付を増やす動きとなっている。」

dragonfruit123 at 13:17│Comments(0)TrackBack(0) 読書録 

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