読書録 「動物感覚」 テンプル グランディン を読む2読書録  「動物感覚」を読んで

2011年05月29日

テンプルグランディン 「動物感覚」を読む3

テンプルグランディンさんの本を読む。

印象に残ったところを抜粋。

サヴァン自閉症
「動物のサヴァンは、たった一度の飛行で複雑な飛行の
経路をおぼえたり、・・・
サヴァン自閉症の人は、カレンダーや素数を暗記したり、
記憶を頼りに遠近法を使って建物や風景をデザインできる。・・・

表面的には違って見えても、ひとつきわだって共通する点は、
丸暗記の驚くべき妙技にかかわっている才能が多いことだ。

オーストラリア国立大学精神センターの心理学者
アランシュナイダーと共著者のジョン・ミッチェルによると
サバン自閉症の人の能力は、見たり聞いたりしたものを
普通の人のようにすみやかに統合した全体、つまり
概念に組み込んで処理しないところからうまれる。」

「自閉症の人は人によって程度の差があるが、多かれ
少なかれ知覚のこまかい部分にとらわれる。」

「シュナイダーとミッチェルは自閉症の人が物の断片を
みるのは、生の情報を下位レベルでとらえる特権が
あるからだ、と述べている。ふつうの人は、ばらばらに
知覚した物の全体像を脳が組み立て、それから
ようやく自分が見ているものを認識する。サヴァン自閉症の
人たちは、ばらばらなまま物を意識している。」

「ふつうの人は犬の絵をかくのではなく、犬の概念をかき、
自閉症の人は犬を描く。」

「自閉症の子どもは、自分の狭い世界に閉じこもっていると
よくいわれるが、それは逆だ。自分の頭の中で生きているのは
ふつうの人のほうだ。」

ほか、人間と犬の進化について、動物の行動と訓練の
仕方の問題点に関する記述などある。

面白い視点から、動物感覚と人間について、特に自閉症に
ついて語られている本だった。

dragonfruit123 at 17:18│Comments(0)TrackBack(0) 読書録 

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