2012年05月

2012年05月29日

2012 ナマケモノのニュースを2つ

中南米に生息するナマケモノ。

面白い記事を2つみつけた。

写真

「大分の水族館飼育のナマケモノ」

「大分市の大分マリーンパレス水族館うみたまご(田中平館長)で、
花婿候補として2年近く飼育されてきたフタユビナマケモノ「さん太」が、
雌だったことが分かった。仲がいいのに繁殖行動が
見られなかったため、研究機関にDNA鑑定を依頼していた。」
(asahi.com 2011.2より)


オスだと思って飼育され、「さん太」という名前もついていたとのこと。



「金環日食:ナマケモノの赤ちゃん「金環」と命名…大阪」

「大阪府岬町の遊園地「みさき公園」で21日
フタユビナマケモノの赤ちゃん(性別不明)が誕生。
金環日食が観測された午前7時半ごろに生まれた
とみられることから、「金環」と命名された。」
(毎日.jp 2012.5.22)








dragonfruit123 at 07:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) おもしろい 

2012年05月27日

2012 岡崎世界子ども美術博物館

5月27日 岡崎子ども美術博物館へ

今森 光彦さんの切り紙の展覧会。

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「まほうのはさみ」
動物、昆虫、植物など
切り紙で表現された
素敵な世界。

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Entrance fee 300円。

中は撮影禁止だったので、
展示作品をじっくり眺めた。

気に入ったのは
昆虫、やはり蝶は美しい。
ほか植物ではシダ
ツクシ
がよかった。

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今森さんの作品は、
こうした本でも販売されている。
型ものっているので
自分でも作れる。

「切り紙昆虫館」など。

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一人1枚の紙から作品をつくる
体験コーナーもある。
大人も子どもも楽しんでいた。

子ども美術博物館だけあって、
実際に作ることのできるコーナーが
充実していた。

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粘土。石鹸粘土というのもあるんだ・・・。

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小麦ねんど。

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柏餅、ちまきとマカロン。
(小麦粘土製)

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食券機みたいなのを使って
教材を購入するみたい。

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次に、岡崎美術博物館
(MINDSCAPE MUSEUM)へ。
「英国水彩画展」をやっていた。

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ターナーをはじめとする英国水彩画を
代表する多くの画家たちの作品
が展示されている。

イギリスの風景画はもとより
グランドツアーと称した
イギリスの上流階級の子弟
がイタリアへ旅行し、
訪れた都市の風景画を
求めたりと、スイス、イタリア
などの絵もみられる。

他、ラファエル前派などの
絵も展示されている。

英国マンチェスター大学ウィットワース美術館
が改修工事を行う関係で
こうして海外での展覧会に
作品がもってこられたよう。

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美術博物館の建物や周りの
水をたたえた公園も
のどかでよかった。

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建築は 粟生 明(現千葉大学教授)さんによるもの。
風景や環境に配慮した建築が多いとのこと。



















dragonfruit123 at 19:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Art 

2012年05月26日

2012 愛知県岡崎市 八丁味噌工場


5月25日(土)
八丁味噌の工場見学。

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2件の八丁味噌工場がある。
1件目「まるや八丁味噌」さん。

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見学受付。30分毎にある。

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味噌の製造工程。
簡単に言うと、大豆を水につけ、
蒸す。団子状の大豆に酵母をつける。
味噌麹になるまで4日。

味噌麹に白塩、水を加えて
桶に漬け込む。

重石をのせて二夏二冬。
八丁味噌ができあがる。

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樽の上に乗せられた重石。
石の顔を表に
城の石垣のように精巧に積まれている。
これを積むことができるように
なるまで何年もの修業が必要とのこと。

樽の並ぶ姿は圧巻。
イタリアのアルベロベッロのトゥッルッリを
思い出した。
昔の人の知恵ってすごい。

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重心に向かってきっちり積まれている。

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最後に味噌田楽の試食を頂きました。

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もう一軒の八丁味噌製造会社。
かく久さん。

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大正時代に建てられた建物。
昔はモダン。今はレトロに感じるとの
こと。

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レトロな建物の間を縫っていく。

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資料館へ。

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人形を使った展示。
水につけて蒸した大豆を
2階へ。二回には何と酵母が住んでいる!
そこで酵母がついて大豆麹になる。

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2階にもマネキン。竹のしかれた2階で
作業をしている様子。
冬なども酵母が活発に活動するように
下から温めて、その熱が伝わりやすい
ようにたけで2階の床は敷かれている。

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大豆麹を樽に詰める様子。

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熟成の様子を見学。

八丁味噌は、岡崎城から八丁のところに
ある場所で作られる、この2つの会社の
大豆、麹、塩のみで作られる赤みその
こと。

樽にはいって石のつまれた蔵は
本当に圧巻だった。



















dragonfruit123 at 19:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Japan 

2012年05月22日

2012 半田市 博物館 酢の里2


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「山吹」

江戸時代、握りずしの酢としても
用いられたよう。





「江戸前にぎりずしとミツカンの関係」

にぎりずりの流行とミツカンの酢
とても深い関係にあったんだ・・・。

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「江戸時代のお酢の運搬」

当時、大量の荷物を運ぶには海運が適していた
ため、半田でつくられた酢は船で江戸まで運ばれた。

半田から江戸に至る船旅は1~2週ほどかかるのが
普通だった。江戸に到着すると、10日程そこに滞在し、
その間に荷物を降ろし、帰り荷の買い付けと調達を
行い、江戸の滞在を合わせると約3週間、半田での
荷物の上げ下ろしや船の手入れを入れると約1か月
半が一航海のサイクルだった。年間で7~8回の
運搬を行っていたと伝えられている。」

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「江戸のすし屋台」

「文化文政(1804-1803)の頃、にぎりずしが
誕生し、江戸の庶民の間で大流行した。」

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「にぎりずしの屋台」

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当時のにぎりずしの再現。
現代のお寿司より大きい・・・。

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「江戸前にぎりずし」

現代との違い。
すし飯が大きい。(現代の2.5倍、45g程度)
すし飯にのりなどの具を混ぜ込むことがあった。
すし種はそのまま握るのではなく、酢に漬けたり、
醤油で煮るなど、「下処理(仕事)」がされていた。

保存の関係上、東京湾でとれた魚が中心。
現代では定番のマグロやタコは魚としての
評価が低かったため用いられなかった。
つけ醤油はなく、合わせ酢の調合は
現代のすし飯と比べると、酢は半分、塩は
約3倍。味も現代のにぎりずしとはだいぶ異なっていた。

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江戸寿司の話から発酵について・・・


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酢の発酵に使われる部屋。
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酢の原料と酢の種類。


酢について健康にとってもいい!ということも
再確認できた。

1.防腐・静菌

2.減塩の手伝い

3.食欲増進


酢の里、すごくよかった。
半田市も運河の町として
蔵や運河などを保存している町で
素敵なところだった。

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帰りには江戸時代から続く
「山吹」というこくのある酢を
購入して帰った。


dragonfruit123 at 20:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) Japan 

2012年05月21日

2012 半田市 博物館 酢の里1

ミツカンの博物館 酢の里へ

電話やメールで予約できるので、
予約をしていくのがよいと思う。

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ミツカン 「中埜 酢店」 昔の建物が
素敵。今は本社ビルが後方にある。

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博物館入口。

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14時からのツアーに参加。

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酒作りでできる酒粕を有効活用する
アイデアから酢作りがはじまった。

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「粕倉」

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ミツカンのマークの説明。

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マークの由来。
「ミツカン印は、明治17年に公布された
商標条例に伴って四代目又左衛門が
中野家の家紋三をもとにして考えた。
三にはお酢の命といわれる、
「味」「きき」「香り」が
〇には「まるくおさめる」という意味が
込められている。
また、同時に『天下一円にあまねし』と
いう易学上の考えをも表している」


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昔の酢づくり。

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昔の酢づくりの工程を三郎という
尋常小学校を卒業した少年の人生を
通して紹介していいる。

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製造工程の説明
初代又左衛門によって考え出された
酒粕を利用した酢の製造工程。

半田工場では、四季を通して
8つの製造工程から酢が作られていた。

「1.原料」「2.ひやかし」「3.ふな場」「4.わかし」
「5.しこみ」「6.貯蔵」「7.濾過」「8.結口」

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酒粕は食酢の原料として使用される以前は
特に利用価値はなかった。
初代中野又左衛門は、この酒粕からお酢を
造ることを発案。酒粕に新たな人生を与えた。

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第2工程 「ひやかし」
粕倉で3年間寝かせた酒粕を
ひやかし桶に移し、
水を加えて、朝・昼・夜と
かきまぜると、1週間でもろみが
できあがる。

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第五工程「仕込み」
樽に移され、2日ほどで表面に菌膜がはり、
約1か月でお酢ができる。


酢作りで使われていた道具。

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つづく・・・











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